思うところ
高校選手権が佳境である。
何より、ユース年代の試合に何万人と入り、満員のスタジアムでプレーできることが素晴らしい。
これは世界に誇るサッカー文化である。
他国でもこれほどユース年代のゲームに注目が集まる事はない。
一方でこれを選手達の人生のゴールにしてはならないと強く思う。
あくまで過程である。
目指す事は素晴らしい。
試合後に選手がSNSに自分の泣いてる写真をアップしているのを見ると、なんとも言えない気持ちになる。
青春してる「自分」を世に発信し、称賛される。
負けた選手にどこか「開放」されているのを感じるのは自分だけだろうか。
これは師匠に言われてからそういう見方になったのかもしれないけれど、負けたチームを見ると、悔しいよりホッとしてる空気があるところもある。
個人的に、来年あの舞台の空気を味わいたいと思いながら、そこを目指す選手へのアプローチに関してはよく、考えたい。
中途半端な見栄や自慢、栄光を勝ち取る為にやっているなら、やらない方がマシ。
SNSで発信しなくても、心に強く残るような、口にせずとも、人生の糧となるような日々を歩めるようにしていきたい。