信念
高校選手権のファイナルは素晴らしいゲームだった。
お互いがサッカーの本質・自らの哲学を追求し、ぶつかり合ったゲームだったと思う。
今大会を見て、全体的にゲームのクオリティが上がっているように感じた。
それぞれのチームに狙いがあり、
相手との関係性の中で微調整。
良いゲームをすること+自分たちのスタイルを表現するの両立が見られる。
上位に進出したチームに共通する事は、長期にわたって、そのスタイル(ゲームモデル)を継承し、進化させて来た点であろう。
これらのチームは今後も発展していくはず。
なぜなら、そのチームの表現するサッカーは選手に知られ、それを求める選手達が門を叩いていくから。
これから、色のないチームは表舞台から消えていくと予想する。
トレンドを追求して、表面上の真似事をしているチームはきつくなるはず。
それにしても、昨年に引き続き、ユースの試合に5万6千人の観客が入るのは凄い。
日本独自のサッカー文化だろう。
追伸
準決勝、決勝と、緊迫した状況・勝負際の場面で、二人の知っている選手が出場した。
共に大会で初出場だという。
それぞれのパーソナリティがこの素晴らしい舞台でプレーするチャンスを勝ち取った事を思うと、感心する。
相手のエースとのマッチアップするポジションで起用されたこと、ビハインド残り数分でのパワープレーと、その場面で監督が起用を決断させた二人は、この3年間で大きく成長したのかもしれない。