1週間
今週は1週間があっという間に過ぎた感じがした。
朝、授業の準備をして、授業して、練習して、帰る寝るのサイクルで。
良くも悪くも、「今日」がすぐやってくる感じ。
毎日毎日人前で喋る。
これはとてもエネルギーを使うし、というかその熱がないと聞いてる方は苦痛だと思うのだけど。
学校の先生は忙しい。
自分なんかはまだまだ余裕がある方で、自分の授業の準備だけをしているのだが、他の方はそれ以外にもクラスのこと、学校のことまでやっていて、本当に自分が同じ事をできる想像がつかない。
大人も子供も、限界までスケジュールが組み込まれている中で、創造性とか自主性とかが育まれるのかという疑問がある。
いつしか、こなすだけ
いつしか受け身
になっていないだろうか。
日本という国で、自立したフットボーラーを育むのは本当に困難だと思う。
これは他の国との比較とかではなくて、日本という国の学校で働く者としての主観的な感想である。
月から金まで朝から夜まで学校。土日は部活。
これがスタンダードで。
小中高12年間。
それが終わると、さあ自分で選択しなさい。
全部決めれますよ。
では、絶対に無理。
まず、学校の在り方を問い、教師の生活の仕方を問い、はじめて子供と余裕を持って向き合える気がする。
能力の高い人は、パワーがある人はそれらも解決して来たのだろうけど、自分も含めてそこまで器量がない人にとっては、余裕がない中で良いアプローチもクソもない。
ノージャッジで、1あるものを1であり続けさせる場としては成立するかもしれないが、0から1を生み出させる人間は出てこない。
いま、通信制で色んな影響力のある人物が学校をつくり出している。
そこで、行った人の価値観が変われば、またその人が親になったときには、学校の本当の存在価値が見抜かれる気がする。
そして確実にそういう流れは、ある。
サッカーコーチの皆さんは薄々気付いてるかもしれないが、ピッチ内の事だけに注力しても、普段いる環境とか、社会とか、教育が、その人間を形成している。
日本のサッカーコーチはこの課題と向き合い続ける必要がある。
2時間のアプローチだけじゃ絶対に変わらない。
子供の価値観に刺激を与えられる環境やら、また継続してアプローチできる体制が必要不可欠である。