KENJI's Blog

23歳。高校教員。サッカーコーチ。

2020夏

例年より短い夏季休暇でしたね?

-はい。ただ、個人的には試合がこなせないことや練習量が少ない事に対する不安は全くありません。むしろ精神的にリフレッシュする期間が短い事が気の毒です。選手にとってもですが、自分にとってもです。すぐ、2学期です。慌ただしい。

 

先日のフェスティバルでは優勝を果たしましたが、どう評価しますか?

ー大きく二つの意味で嬉しく思います。まずは選手の成長や積み重ねが、目に見える結果として現れた事です。今回は全員高校2年生のメンバーで、去年から1年半以上一緒にやらせて貰っていました。昨年は予選リーグで敗退しました。今年は結果が出ました。レギュラーメンバー10数名ではなく、約30名の2年生が入れ替わり立ち替わり出場しての結果なので、そういった意味でも良かったです。もう一つは、チームのエンブレムの価値を上げる事に、少し貢献出来た事です。

 

二つ目について詳しく教えてください。

-去年からチームに来た訳ですが、どうしても強豪校に対して、ブランドで圧倒される姿を目にしていました。しかし、自分の中では、冷静に見て、そこまで差がある場合とそうでない場合がありました。本当の実力差でやられる事は納得がいきますが、それ以外の要素で気負ったり、カラ回ったりするのは残念でした。

今回の決勝でも面白い事があって、対戦相手は予選でも勝っていたし、実力的にも問題ないと思っていました。選手も自分も。

ただ決勝前、ウォーミングアップの際、会場のBGMかかって、会場と相手の雰囲気に圧倒されて、少しちぐはぐな様子が見れました。ゲームの入りも押されました。これがチームの積み重ねた文化なのかな、と少し感じた部分です。だからこそ、自信を掴む上でも、結果が必要だなと考えていました。

 

活動休止明けの6月から今日までを振り返って下さい。

-一番の難しさは、進んでいるのか、停滞しているのかを客観的に評価してくれる人はいないという事です。

だから、今回の優勝も、本当はただのマグレかもしれないし、一年半やってきた事の成果が少し出たのかもしれないし、もともと選手の能力が高いのかもしれない。だから容易に自分がやってきた事と、結果を結びつけないように気を付けたいと思っています。もちろん、本音は結び付けたいし、そう信じたい。こうしたから、こうなりましたと自信を持って言いたい。でも言ったところで、いやいや違うよ、と指摘される事もないので、客観的で謙虚な自分が必要です。

一番選手に伝えているメッセージで「矢印を自分に向ける。今できることをやる」がありますが、まさにそれは自分に対しての戒めです。

今できる事をやるんだという自分と、いやでも○○が…と外的要因を求める自分との戦いなのです。

 

今回はなぜインタビュー形式に?

ー色々と思考を整理したい中で、ずらずらと書くよりもこの形式の方がまとめやすいかと。